日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2023年7月12日話し方改善のスタートは『自己認識』


★話し方のどこが問題かを把握する


先日、無料体験教室に参加されたAさんとお話をしたときのことです。
「上司から『Aさん、話し方教室に通って話し方の勉強をしてきたらどうかな』って言われたんです。来月に役員の前でプレゼンする機会があるのですが、上司がこのままではまずい、と思ったようなんですよね」
先日、ベーシックコースの無料体験教室に参加されたAさんがこのような話をしてくれました。
「なるほど。それは真剣に考えないといけませんね。ところで、上司の方はAさんの話し方のどの点を直すべきだと仰っているのですか?」と私が質問をすると、Aさんからは
「ああ、それは聞いていません。上司に言われて、とにかく何とかしなくちゃ、と思いましたので」
という答えが返ってきました。
私は日常的に、無料体験教室に参加された方にご説明をしたりお話を伺ったりしています。その際に
「話し方のどういう点を改善されたいと思われていますか?」
とお聞きすると、
「ん~・・・まぁ、自分では分からないんですけど『話し方を直した方がいいよ』と言われることがあるんです」
といったお話をされる人が時々おられます。つまり、他の人から「改善した方がいいよ」と言われても、具体的にどこを改善すべきなのか、確認されていないのです。これはとても勿体ないことです。

 



★具体的にどこに問題があるのかを認識する


一般に、問題を解決するためには、
・問題の具体的な問題事象や問題箇所を特定する

・問題が発生している原因を突き止める

・原因を解消する対策を打つ
という手順で進めるのが論理的に正しい手順ですし、効果的でもあります。「あなたの話はよくわからない」と言われただけでは、改善した方がよいことは理解できても、具体的にどのような問題があるのかわかりません。一言で「話がよくわからない」と言っても、様々な問題事象があるからです。考えられる問題点としては、次のようなものがあるでしょう。
・滑舌が悪い・・・発生が不明瞭で言っていることがきちんと聞き取れない
・話があちこちに飛ぶ・・・思いつきで次々に話すので何が言いたいのかわからない
・言葉が足りない・・・抽象的な話ばかりで具体的にイメージできない
従って、まず、具体的に話し方のどこに問題があるのかを認識することから話し方の改善はスタートします。

 

★改善のスタートは『自己認識』


ベーシックコースや2日間集中コースでは、最初に自己紹介をしてもらいます。そして、その様子をビデオで撮影し、その場で再生して本人に見てもらっています。今まで自分の話す姿をきちんと見たことがないため、ほとんどの人がショックを受けます。
「こんなに『え~、あの~』と言っていると思わなかった」
「始終体が揺れて落ち着きがないように見える」
「声が小さいとよく言われるけど、本当に小さいことがよくわかった」などなど。

話し方のトレーニングを始めるに当たって、自分の姿を客観的に見ることはとても効果的です。それによって、自分の課題や改善すべき点が具体的に認識できるからです。課題に取り組む前に、何を改善すべきかを具体的に把握することはとても大切なことなのです。


★アドバイスを受けたら具体的に確認しよう


考えてみると、Aさんのように上司から「話し方教室に通ってみたらどう?」などと言ってもらえるのはありがたいことです。上司はAさんの成長を期待して、あえて耳の痛いことを言ってくれているのですから。せっかくその様に言ってもらえたのなら、「ありがとうございます!ぜひ改善したいと思います。自分でも気付いている点がありますが、具体的にどういう点を直すべきだと思いますか?」と、一歩踏み込んで確認すればより効果的に改善できるでしょう。こういう質問をすることは、少し勇気の要ることかも知れません。しかし、話し方はご自身で改善行動を起こさないと変えることはできません。その改善行動の第一歩と考えて、踏み込んでいただきたいと思います。

 

★具体的な改善点を見つけてご指導します!


日本話し方センターで学んでいただければ、個々の受講生の話し方のどこをどのように改善すればいいのか、講師はすぐに判断できます。そして、具体的な改善方法をアドバイスできます。そして、普段の職場や家庭での話し方にどういう改善すべき点があるのかが把握できれば、講師はより具体的に改善箇所が把握でき、更に適切なご指導をすることができます。
弊センターで学んでいただいた成果は多くの受講生に実感いただいています。ぜひ受講者の声をご確認の上、受講をご検討ください!
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